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経産省、12月の鉱工業生産指数/2ヵ月連続で低下/「持ち直し」据え置き
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>経済産業省が1月29日に発表した2020年12月の鉱工業生産・出荷・在庫指数速報値(15年=100、季節調整済み)は生産指数が93・2となり、前月比1.6%低下した。低下は2カ月連続で、回復傾向が一服した形だが、1月は上昇を予測していることから、基調判断は「持ち直している」に据え置いた。
生産は、セメントなどの「窯業・土石製品工業」が0.7%低下の91・3、「金属製品工業」が1.6%低下の88・1。業種別では全15業種のうち10業種が前月を下回り、5業種が前月を下回った。
出荷は1.6%低下の92・3。9業種が前月を下回り、1業種が横ばい、5業種が上回った。窯業・土石製品工業はセメントなどの出荷が減り1.2%低下の92・1、金属製品工業は、鉄骨・軽量鉄骨やガス温水給湯機・風呂がまなどの出荷増によって0.3%上昇の90・0だった。
在庫は1.1%上昇の95・3と9カ月ぶりに上昇した。うち窯業・土石製品工業は0.8%低下の93・8。金属製品工業は3.6%低下の98・4となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴った減産で調整があったとみられる。
業種分類でなく、財分類(用途別)でみた最終消費財の一部である鉄骨やセメントなど建設投資に向けられる製品の「建設財」は、生産が2.2%低下の87・6、出荷が0.7%低下の88・2、在庫は2.0%低下の94・1となっている。建設財で生産指数低下に影響を及ぼしたのは、橋梁とアルミニウム製建具だった。出荷指数を大きく動かした品目はセメント、アルミニウム製建具となっている。
企業の生産予測指数は、1月に8.9%上昇し、2月が0.3%の低下と予想している。経産省が予測指数の先行きを試算した補正値によると、1月は4.84%の上昇とした。ただ、11都府県に再発令した緊急事態宣言の影響は織り込んでいないため、「下振れリスクを注視する必要がある」(調査統計グループ)としている。
残り50%掲載日: 2021年2月1日 | presented by 建設通信新聞