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背負ってコンクリ締固め/鹿島 バイブ、70分連続使用も
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鹿島は、現場打ちコンクリートの締め固め作業に使う背負い式のバイブレーター「ウェアラブルバイブレータ」を開発した。バッテリー駆動する装置を背負った操作者のみで作業ができるため、補助作業員が不要となり、省人化を図れる。装置は10㎞以下と軽量で人間工学に基づいた設計のため、長時間使用しても疲れにくい。約70分間の連続使用が可能だ。 通常、コンクリートの締め固め作業には振動体とインバーター、電源装置がコードで接続された太径のバイブレーターが使われる。そのため、操作者のほかにコードを取り回す補助作業員が必要だった。海外では小型エンジンによる背負い式のバイブレーターが使われているが重さや排気、騒音などに課題があり国内の使用には向いていなかった。
ウェアラブルバイブレータは、高性能リチウムイオン電池の大容量バッテリー、インバーター、振動体、フレキシブルホースを一体化した。重量を9.6㎞までに抑えるとともに、重いバッテリー部を上部に配置しているため、長時間使用しても負担がかかりにくい。1台のバッテリーで約70分間の連続作業ができ、予備のバッテリーと急速充電器を併用すると使用時間に制限なく作業ができる。
補助作業員が不要となるほか、電源のオンオフも操作者自身ができる。狭あいな個所の締め固め作業も容易となるほか、丁寧で機動的な締め固め作業によりコンクリートの品質向上効果も期待できる。今後は実適用を通じて、バッテリー性能の向上や軽量化などの改良を進める。
残り50%掲載日: 2018年3月7日 | presented by 建設通信新聞