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竹中工務店/生産設備の床振動抑制/鉄骨梁間にコンクリ充填
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>竹中工務店は、生産設備機器から発生する床振動を低減できる新工法「ツインSC梁」を開発した。同社が設計施工を担当した日亜化学工業鳴門N2棟(徳島県鳴門市)に初めて導入した。2本の鉄骨梁の間にコンクリートを充填することで工期の短縮を実現し、これまで振動対策として採用してきたSRC梁と比べ、生産性を向上した。
生産施設では、 生産設備機器から発生する床振動で周辺機器や施設で働く人の環境に影響を与える可能性があるため、 躯体や制振デバイスなどによる対策が必要となる。通常、 躯体の床振動対策で剛性を高めるためには、 大断面のS梁やSRC梁とする方法があるが、 生産性が低下することが課題となっている。
今回の開発では、施工では設計者と作業所が連携して合理的な仮設計画になるよう検討した。2本の鉄骨梁の間にボルトで固定するふさぎプレート設置用の仮設床(ハイステージ)は、取り付けを地上で建方前に、撤去を下階のスラブ打設完了後に施工でき、安全性と生産性の向上を実現した。
初適用した日亜化学工業鳴門N2棟(S造8階建て延べ4万5915㎡)は、2018年8月に着工、20年7月に竣工した。
残り50%掲載日: 2021年2月5日 | presented by 建設通信新聞