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東電RP/テトラ・スパー型洋上風力実証/工程簡略化で低コスト
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東京電力リニューアブルパワー(東電RP)は、RWE Renewables(RWE)、Shell New Energies(Shell)、Stiesdal Offshore Technologies A/S(SOT)がノルウェーで共同実施しているテトラ・スパー型浮体式洋上風力発電の実証プロジェクトに参画した。実証プロジェクトを通じて、建設・据付・運転に関する知識と詳細データを取得し、テトラ・スパー型のさらなる向上を目指す。
同プロジェクトは、TetraSpar Demonstrator ApS(TSD)が実証事業に取り組んでおり、デンマーク王国のグレーノ港で浮体部分の陸上組み立てが完了している。東電RPは、東京電力グループの一員として培ってきた電気事業のノウハウを提供する。
テトラ・スパー型は、ほかの浮体式のコンセプトと比べ、製造、組み立て、設置工程を簡略化が可能で、コストを低減できる優位性がある。浮体部分は、四面体構造に組み立てた鋼管と吊りキールから構成しており、今後、浮体部分を進水させ、陸上クレーンで風車を搭載する。その後、風車・浮体を北海北部の実証サイトに曳航し、3本の係留索で海底に固定し、送電網に接続する。試運転はことし夏を予定している。
文挾誠一東電RP社長は「テトラ・スパー型は、日本の自然条件下でも適用できる可能性があり、地域のサプライチェーンを構築しやすいことなどから、再生可能エネルギーの主力電源化に向けての重要な役割を担うことができる、将来有望な技術と考えている」とコメントしている。
残り50%掲載日: 2021年2月8日 | presented by 建設通信新聞