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大成建設/高出力・高精細X線CT試験装置/材料構造を精密評価/建設会社初、技術Cに導入
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、建設工事で使用するさまざまな材料の特性を把握して、品質などを評価することを目的に材料内部の様子を非破壊・3次元で可視化できる「高出力・高精細X線CT試験装置」の運用を開始した。建設会社の導入は国内で初めて。材料内部の様子を精密に観察できる新たな実験設備として技術センターに配備。積極的に活用していく方針だ。
建設材料の安全性や耐久性に関する品質の可視化だけでなく、各種試験での材料内部の現象を正確に理解することで、新しい視点による研究開発を進めていく。新材料の開発やシミュレーション技術の高度化など、より一層の技術開発の推進と技術力の向上を狙う。
新たに導入した高出力・高精細X線CT試験装置は、試料ステージ回転(高解像撮影)とX線源・検出部回転(試験時の経時変化撮影)の2つの回転方式を採用した撮影機構を備える。各種材料や試験体の大きさ、形状、用途に応じて撮影方法を選択することで、その内部構造を精密に評価できるという。
非破壊・3次元で高出力・高精細に可視化するX線源を搭載していることから、直径数十cmまでの試料の内部構造をミクロンスケールで高解像度に撮影することが可能。繊維補強コンクリート内部の繊維配向など、これまで確認が困難だった材料の内部構造や品質情報を容易に確認できる利点がある。
工業用と医療用X線CT装置で採用されている撮影機構を世界で初めて同一装置に搭載した機構特性から、試験状況に応じて材料内部の様子を幅広い用途で撮影することが可能。一般的なX線CT装置で困難だった大型・重量試料や高さのある試料であっても撮影できるメリットがある。
残り50%掲載日: 2021年2月15日 | presented by 建設通信新聞