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情報通信設備3社第3四半期決算/2社が増収増益/ICT関連需要取込む
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>情報通信設備工事大手3社の2021年3月期第3四半期決算(連結)が出そろった。コムシスホールディングス(HD)は減収増益、協和エクシオとミライト・ホールディングス(HD)が増収増益となった。業績の先行指標となる受注高は、協和エクシオとミライト・HDが前年同期を上回り、コムシスHDが下回った。5G(第5世代移動通信システム)サービスやデータセンター、GIGAスクール関連を始めとしたICT関連分野などの需要を取り込めている。
コムシスHDの受注高は、前年同期比5.2%減の4295億円。通期計画に対する進捗率は76.0%となった。統括事業会社グループ別では、4グループの受注が増えたものの、4グループは受注減だった。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、受注機会の減少や工期延伸があったものの、業績は回復してきている。 事業区分別の受注高をみると、NCC設備事業(362億円)とITソリューション事業(840億円)は増えたが、 NTT設備事業(1882億円)と社会システム関連事業(1210億円)が減った。 売上総利益率は0.2ポイント向上して12.8%。繰越高は4.0%増の2716億円ある。
協和エクシオの受注高は8.1%増の4539億円で、通期計画に対し86%の進捗率だった。セグメント別では、エンジニアリングソリューションのNTTグループが3%増の1755億円、NCCが35%増の519億円、都市インフラが5%減の1117億円だった。システムソリューションは、教育機関向けの大型案件を受注するなど順調に推移し、24%増の1147億円となった。売上総利益率は0.4ポイント改善して13.5%。繰越高は18%増の3365億円に大きく積み上がった。
ミライトHDの受注高は5.0%増の3512億円。通期計画に対する進捗率は74.9%。セグメント別では、NTT事業1188億円(4.4%増)、マルチキャリア事業827億円(1.1%増)、環境・社会イノベーション事業358億円(7.3%減)、ICTソリューション事業1138億円(13.6%増)となった。売上総利益率は1.5ポイント上昇の12.3%で、繰越工事高は35.8%も増加し2594億円ある。
通期は、コムシスHDが20年5月に公表した業績予想を変更していない。協和エクシオは、光回線の需要増に加え、データセンターやGIGAスクール関連の大型案件受注が伸びていることなどから、受注高、売上高、各段階の利益とも5月の予想から上方修正した。ミライトHDは、投資有価証券売却益を計上したため、純利益を前回予想の160億円から180億円(前期比18.3%増)に上方修正している。受注高や売上高、営業と経常の利益は変更していない。
情報通信設備工事3社の2021年3月期第3四半期決算(連結)
残り50%掲載日: 2021年2月16日 | presented by 建設通信新聞