建設技術者向けNEWS

　北海道建設業信用保証、東日本建設業保証、西日本建設業保証は、前払金保証実績に基づく２０２０年度累計（２０年４月－２１年１月）の全国の公共工事動向をまとめた。件数が前年同期比２.３％減の２１万５３６４件、請負金額は２.８％増の１３兆２０１６億９３００万円。件数は年度下期から減少に転じ、減少幅が徐々に拡大している。一方、請負金額は堅調に推移する。

　地区別でみると、東北は件数が２.７％増の２万６５３９件、請負金額が１６.２％増の２兆０３５５億９５００万円、中部は件数が０.４％増の２万９８３２件、請負金額が０.９％増の１兆６３３８億２７００万円で前年同期を上回った。

　関東は件数が０.６％減の４万６５２０件、請負金額が前年同期とほぼ同水準の３兆３３９８億７５００万円で前年度並みまで回復している。

　北海道は件数が３.２％減の１万２４６７件、請負金額が２.３％増の８５６４億７９００万円、九州は件数が３.４％減の３万４１５４件、請負金額が２.４％増の１兆７２８４億２７００万円で、全国的な傾向と一致する。近畿は件数が６.３％減の１万８９２２件、請負金額が６.０％増の１兆４６３３億５９００万円となっている。

　北陸は件数が２.６％減の１万７２３４件、請負金額が２.２％減の８１７８億５２００万円、中国は件数が８.９％減の１万５８７２件、請負金額が４.１％減の７９０９億８３００万円、四国は件数が４.８％減の１万３６６０件、請負金額が２.７％減の４９９９億５２００万円で、件数、請負金額ともに落ち込む。

　発注機関別の件数・請負金額は、国は件数が１.２％減の１万４３９９件、請負金額が１５.５％増の２兆３１７４億２９００万円、独立行政法人等は件数が１.５％減の４１００件、請負金額が２.３％増の１兆５１２３億２８００万円、都道府県は件数が０.３％減の８万５１２２件、請負金額が２.８％増の３兆８７６４億８３００万円、市区町村は件数が３.７％減の１０万５２６９件、請負金額が２.７％減の４兆６６４３億２９００万円、地方公社は件数が１０.８％減の１８８３件、請負金額が８.８％減の１１８８億１１００万円、その他は件数が６.９％減の４５９１件、請負金額が８.３％増の７１２３億１０００万円だった。

　１月単月は件数が前年同月比１２.７％減の１万１２２６件、請負金額が１.４％減の６３２８億２５００万円となる。