建設技術者向けNEWS

　ニコン・トリンブルは、スマートフォンとの連携をスムーズにした建設・土木向けトータルステーション「ＮＳＴ－５０５Ｃ／Ｃ３」を発売した＝写真。出荷開始は２２日となっている。

　新たにＮＦＣスマホペアリング機能を搭載したことで、スマートフォンを近づけるだけで簡単にＢｌｕｅｔｏｏｔｈペアリングが始められるようになり、初めて使用する機器でもスムーズに作業が始められる。また、専用スマートフォンアプリ「ＧＥＯ－ＳＰ　Ｆｉｌｅ　Ｔｒａｎｓｆｅｒ」を通して、スマートフォンとトータルステーション本体間の座標・観測データ送受信が可能となった。事前に座標データをスマートフォンに保存しておいて、現場でＮＳＴ－５０５Ｃ本体にデータを転送したり、取得した観測データを事務所に送信するといった活用法を見込む。

　そのほか、新型ＥＤＭ（光波距離計）の採用により、測距の精度を対前機種比１mm向上させ、測距範囲は４０００ｍ、測距スピードは０.６秒とした。価格はニコン・トリンブルのジオスペーシャル事業部正規販売店で見積もる。