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導入ガイドライン策定/下水道分野にBIM・CIM/国交省
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【18年度末に試行版】
国土交通省は、下水道分野でのBIM・CIMの導入ガイドライン策定に向けた本格的な検討に着手した。2018年度から同省や大都市圏の地方自治体などの発注者、下水道関連工事の設計、施工を担う団体が参加する会議を開き、各者が実施してきたモデル事業を踏まえた活用方策をまとめる。18年度末に『下水道BIM・CIM導入ガイドライン(試行版)』として策定し、CIM導入ガイドラインの下水道編として位置付ける。 8日にCIM導入推進委員会のガイドライン・要領基準改定ワーキンググループの下に18年度から設置する下水道サブワーキンググループ(SWG)の準備会を開催。国交省水管理・国土保全局下水道部の石井宏幸下水道事業課事業マネジメント推進室長は「BIM・CIMなど3次元データを活用する動きは建設分野全体に広がってきている。下水道分野も活用への課題解決に向けて、関係者で知恵を出し合い円滑な導入が進むように活動していきたい」と説明した=写真。
SWGの準備会で示したガイドライン(試行版)の骨子案では、CIM導入ガイドラインの構成を参考にしながら、下水道事業特有の内容を記載するとした策定方針を提示した。
具体的には機械・電気設備などモデル詳細度や対応するソフトウェア環境を記載。調査・設計段階の基本的な考え方、モデルの作成指針、属性情報、施工段階のデータの更新における注意点、施工段階で付与する属性情報、活用事例集などを追加する。
モデル事業の検証結果も反映。時間など定量的な削減効果や配管の干渉チェック、維持管理の向上に向けた配置検討、設計図面の一元化、作業スペースの事前調整・確認など3次元データ導入による効果をガイドラインに盛り込む。
ガイドライン(試行版)の策定に向けたスケジュールは5月のSWG第1回会合で18年度の取り組み方針とガイドラインの素案を提示。10月の第2回会合で18年度の取り組み状況を踏まえて、ガイドラインの案を確認する。12月の第3回会合でガイドラインの最終確認を行い、19年度から実試行を開始する。
残り50%掲載日: 2018年3月9日 | presented by 建設通信新聞