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  • CCUS技能者登録 4月から2段階申請開始/施工体制未登録対応機能を実装

     建設業振興基金は、建設キャリアアップシステム(CCUS)に4月から導入する技能者の2段階登録申請の手続きを明らかにした。4月1日の申し込みから、基本情報の登録のみでカードを発行する「簡略型登録」と、保有資格情報などを登録する「詳細型登録」の選択方式となる。また同日から、CCUSの未登録事業者を事業者名で施工体制登録できる機能を実装する。上位下請事業者が未登録の場合、下位下請事業者に所属する技能者の就業履歴が適切に登録できない問題に対応する。

     

     簡略型の登録料は、現行の技能者登録料と同額の2500円、詳細型は4900円。簡略型で登録後に追加で2400円を支払うことで、詳細型への変更も可能。簡略型では技能者の個人情報や所属事業者、社会保険などの加入状況など7種類の項目を登録する。詳細型は簡略型の登録項目に加えて、技能者の労災保険や健康診断、保有資格、研修の受講履歴、表彰履歴などさらに7種類の項目を登録できる。

     

     建設技能者の能力評価制度(レベル判定)の申請には保有資格情報などが必要となるため、詳細型が必須となる。同基金はCCUSの本来目的である技能者のレベルアップに応じた処遇改善を実現するため、詳細型での登録を強く推奨するとしている。

     

     技能者登録の簡略型と詳細型の2段階申請の導入は、2020年9月の建設キャリアアップシステム運営協議会の総会で決定された。CCUSの財源問題に端を発した値上げ策の一環で、簡略型の導入によって、技能者登録の一律的な負担増を避けつつ、審査にかかるコストを圧縮した。

     

     インターネット申請からは、簡略型、詳細型がいずれも選択可能。書面申請は詳細型のみ対応する。60歳以上のインターネット申請500円割引(簡略型2000円、詳細型4400円)は、23年3月まで継続する。

     

     CCUSの未登録事業者を事業者名で施工体制登録できる機能も、4月1日から導入する。未登録の業者がCCUS上で施工体制登録ができないことによって、その下位に位置する下請事業者も施工体制登録できず、結果として、下位下請事業者に所属する技能者が就業履歴を蓄積できない問題に対応したもの。

     

     6月からは事業者名のみを施工体制登録した事業者が、その後でCCUSに事業者登録した場合、後から事業者IDを施工体制登録可能とする機能もリリースする予定だ。

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    掲載日: 2021年3月2日 | presented by 建設通信新聞

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