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全国の作業所に電子掲示板導入/清水建設が完全ペーパーレス化へ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【緊急時指示伝達にも効果】
清水建設は、国内すべての作業所に電子掲示板「デジタルサイネージ」を導入する。現行の中期経営計画で打ち出す「デジタル戦略」の一環となる。既に稼働中の作業所を対象にプロテラスが提供するデジタルサイネージのクラウドサービス「DiSiクラウド」の導入を進めているという。2021年9月末までに国内の約900作業所への導入が完了する見通し。
プロテラスが提供するDiSiクラウドは、ネットワークを介して、画像や動画などのデジタルコンテンツを受信側のディスプレーに一斉に配信できるデジタルサイネージシステムとなる。
設置場所は現場事務所や打ち合わせ室、作業員の休憩所を想定。作業所に対する新たな情報伝達媒体として活用することで、伝達情報への訴求力が高まるだけでなく、非常時などに効果的かつタイムリーに指示事項を伝達することができる。
掲示コンテンツは、本社・支店から配信するデジタルポスターや事務連絡、非常時の緊急連絡など。作業所が任意に登録できる所内関係者向けの工程情報や注意事項など多様な情報を掲示する。
設置場所の特性に合わせて掲示コンテンツや掲示スケジュールを柔軟に設定できる仕組みを整備。10月以降に本社や管轄の視点から作業所に配布している安全・品質ポスターをすべてデジタルコンテンツ化して、完全ペーパーレス化を図る計画だ。
投資額は専用の受信機器や大型ディスプレーの購入費用として約2億円、年間システム利用料として約3000万円を見込む。
一方で年間約3万5000枚を配布していたポスター類を完全ペーパーレス化することで、印刷や配送などに要していた年間約3000万円のコストを圧縮。CO2排出量も年間0.7tも削減できる見込みだという。
今後、本社や支店、営業所、海外の作業所などでも導入していく方針だ。
残り50%掲載日: 2021年3月9日 | presented by 建設通信新聞