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水槽内点検ドローン開発/水力発電施設で活用/北海道電力とACSL
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>北海道電力と自律制御システム研究所(ACSL、東京都江戸川区、鷲谷聡之社長)は、GPS(全地球測位システム)が使えない水力発電所の調圧水槽内で自律飛行できるドローンを開発した。水槽内部点検で活用するほか、屋内設備点検用などの自律飛行ドローンの開発も検討する。
調圧水槽内壁の点検では、水槽の上部から定期的に目視点検し、経年劣化の有無などを確認している。詳細点検が必要な場合は、上部から作業員が吊り下がり、直接ひび割れなどの状況を確認するため、安全・効率面で課題があった。
今回、開発したドローンは、水平・垂直LiDAR(レーザー式測距装置)、LED照明、デジタルカメラを備え、水槽内のライザー管などの構造物を目印に、自機と目印との位置関係を計算しながら上下・旋回飛行を繰り返して内壁面全体を撮影する。撮影した画像を基に、内壁面の状態を確認できる。機体(ACSL-PF2)の飛行時間は29分で、飛行速度は秒速10m、最大積載量は2.75㎞。研究開発分野で連携関係にある北陸電力、中国電力、四国総合研究所、沖縄電力の協力を得て開発した。
残り50%掲載日: 2021年3月9日 | presented by 建設通信新聞