建設技術者向けNEWS

　国土地理院とＮＴＴ東日本は１０日、双方が保有・収集した地理空間情報などの災害時の提供について相互協力協定を結んだ。

　平時から災害対応に必要な地理空間情報を共有し、発災時には被災地域で総合の情報を提供し合い、活用して被災地の通信設備・観測施設の早期復旧と機能維持を目指す。

　協定では、平時から双方が持つ事前防災に活用できる地理空間情報の共有、災害発生時の浸水推定図などの情報・被災地域で収集した被災状況の相互提供、災害に備えた連絡体制の維持を進めることとした。

　協定により、災害時の通信サービスの維持・早期復旧が期待できるほか、被災地で活動する機関へのＮＴＴ東日本による支援強化、ＧＮＳＳ（衛星測位システム）連続観測システムの早期復旧に伴う位置情報サービスの安定的な提供などが期待できる。