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  • 杭の打止変位を自動計測/PDM-打撃杭変位の自動読取り装置-/りんかい日産建設、シーズエンジニアリング/NETISに登録

     りんかい日産建設とシーズエンジニアリング(千葉県佐倉市、西村真二社長)は、赤外線レーザーで杭の打ち止め時の変位量を計測できる 「PDM(パイル・ドライバー・モニター)-打撃杭変位の 自動読取り装置-」を開発した。国土交通省の新技術情報提供 システム(NETIS)に登録された。登録番号は、QSK-200002-A。

     

     基礎杭を打撃工法で施工する際の管理は、打設深さでの貫入量とリバウンド量で打ち止めの可否を判断している。ただ、貫入量とリバウンド量の関係図を作成するためには、杭施工機に紙を貼り付けて、手作業で紙に杭の動向を記録している。杭打ちハンマーの近くでの作業となり、騒音やハンマーからの破片落下、杭部材からのはく落など、安全上の課題があった。

     

     PDMは、光学式の赤外線レーザーで、杭に貼り付けた使い捨て反射ステッカーを追跡し、打ち止め時の貫入量とリバウンド量を自動で読み取る。ハンマー打撃杭から機械設置点までの距離を6-10mとし、機械設置点は杭を見通せる2m四方のスペースを設ける不動点で、打撃の振動や波の動揺などの影響を受けないようにする。使用ソフトは、マイクロソフトサーフェスプロ3タブレットにインストールされており、タブレットとPDM本体は無線通信にも対応する。

     

     貫入量とリバウンド量は、10mの距離でプラスマイナス0.1mm以内に抑えられる。PDMにPDA(衝撃載荷試験システム)を組み合わせれば、リバウンド・貫入量と施工時の地盤抵抗値との相関値を得られる。

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    掲載日: 2021年3月15日 | presented by 建設通信新聞

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