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東洋建設/クレーンカメラで危険検知/接近作業員の安全確保
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東洋建設は、クレーンカメラ映像を活用した「クレーンカメラ映像検知システム」を開発した。クレーンブーム先端にクレーンカメラを設置、カメラ映像から画像認識技術により作業員を検出し、クレーン操縦者に吊り荷付近へ作業員が近づいたことを通知する。
クレーン作業は、操縦者が合図者の指示に従って吊り上げ・吊り下ろしなどの操作を行うが、作業場所の環境によっては操縦者が吊り下ろし場所を直接目視確認できない場合がある。クレーンカメラは、操縦者が見えない場所での作業で、テレビモニターを通して目視できる。
一方、吊り荷の上方からの映像であるため人が小さく映ることに加え、操縦者は吊り荷や据付場所に意識が集中して人への認識が遅れる恐れがある。
このためシステムは、対象物のモデル(色)を登録することで、作業員を同時に複数人検出・追尾することができるようにした。設定したエリア内に作業員が侵入したことを検知すると、モニターに赤色の枠が表示されるとともに、警告灯が点灯し、操縦者に危険を伝える。カメラの設置位置、向き、焦点距離が変更されても作業員を検出することが可能であり、これまで以上に安全なクレーン作業を確保することができる。特許出願中だ。
同社は、今後もICTやAI(人工知能)といった技術を活用し、作業の効率化、生産性や安全管理の向上に役立つ技術開発に努めていく。
残り50%掲載日: 2018年3月14日 | presented by 建設通信新聞