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  • 物流と仮設で連携/西尾レントオールとJR貨物/大阪市で3月19日まで商品発表会

    【「コンテナBOX」など展示】

     

     西尾レントオールは17日から19日の3日間、大阪市のうめきた外庭スクエアでLQCアプローチ商品発表会「仮設のチカラVol・1」を開いている=写真。日本貨物鉄道(JR貨物)と連携し、鉄道コンテナを利用した「コンテナBOX」などを展示しており、物流と仮設構造物の分野で連携を深める。

     

     17日の開会セレモニーで西尾レントオールの西尾公志社長は「さまざまな使い方を提案し、フレキシブルでわくわくするまちづくりに生かしたい」と語った。

     

     LQCは、「手軽に(Lighter)、素早く(Quicker)、安価に(Cheaper)」の略で、仮設構造物などの小規模なものからまちづくりを進める取り組み。展示会場では、コンテナBOXのほか、トレーラーでけん引できる確認申請が不要な「トレーラーBOX」や小規模木造ハウス「KIBAKO」などが紹介された。

     

     コンテナBOXは、鉄道コンテナを利用することから、安価で輸送しやすいことが特徴。用途はオフィスから店舗など幅広い用途を想定している。JR貨物では、これまで15年使用したコンテナを廃棄しており、コンテナBOXとして再利用することで、環境負荷低減なども期待できる。

     

     トレーラーBOXもオフィス・店舗以外に救護やシャワールーム、トイレなどに活用できる。平時はイベント会場やワーケーションなどに利用し、災害時には避難所で使うなど、効率的な運用を目指す。

     

     展示された商品は幅広い用途での利用や環境負荷の低減などを考慮しており、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献する。今後は実証実験を進める予定で、自治体との連携や運用などの課題を整理したい考えだ。

     

     鉄道輸送との連携について、西尾社長は「可能性は無限に広がる。将来的には建設資材などの輸送にも使うことができれば、さらに環境に優しい建設業となることができる」と意欲を示した。

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    掲載日: 2021年3月18日 | presented by 建設通信新聞

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