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  • 東急建設/ホームドア基礎を人力施工/重機不要でコストも削減

     東急建設は、盛土式ホームドアにスパイラル杭と高強度繊維補強床版を使用するホームドア基礎構造を開発した。全工程を人力だけで施工でき、騒音や振動、CO2発生量を軽減し、施工生産性と安全性の向上、工期の短縮も期待できるほか、従来工法よりもホームドア1筐体当たり約15%のコスト削減も可能となっている。

     

     盛土式ホームへのホームドア設置では、荷重を支持する基礎構造として杭基礎構造を使用することが一般的だが、杭打ち機などの重機が必要なためホーム上作業スペースや搬入出ルートの確保が課題となっている。

     

     同工法では、これらの問題を解決するために鋼板をねじり加工したスパイラル杭と鋼繊維を配合した高強度繊維補強床版を採用し、重機を使用せずに施工ができるようにした。スパイラル杭は1本当たりの重量が約30㎏と軽量で、人力での運搬や回転貫入による打設が可能。高強度繊維補強床版は従来のホーム床版よりも薄くて軽いという特長があり、繊維補強材であるため杭結合に必要なコア削孔を杭の打設位置に合わせて自由にできる。

     

     同工法は、2020年3月に東急大井町線戸越公園駅の一部ホームで実装しており、今後も同様の盛土式ホームに対して展開を進めていく。

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    掲載日: 2021年3月22日 | presented by 建設通信新聞

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