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PCa床版の接合/実大試験で施工法確立/三井住友建設 大規模更新に提案
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井住友建設は、独自に開発した高性能コンクリート「サスティンクリート」を使ったプレキャスト(PCa)床版の接合工法「サスティンジョイント」を実用化した。実際の現場を想定した施工試験によって施工法を確立した形となる。今後、老朽化した高速道路橋などの床版の取替工事に積極的に提案・活用していく方針だ。
サスティンジョイントは、高速道路橋などの床版取替への適用を目的に開発した技術となる。
これまで床版試験体の曲げ試験や、輪荷重疲労走行試験を実施して疲労耐久性の確認を行っているが、今回の実物大のPCa床版を用いた施工試験で、通常の生コンクリート工場での製造と運搬が困難な超高強度繊維補強サスティンクリートの品質や施工性に問題がないことを確認した。
セメントや骨材、混和材を所定の配合で事前に計量して、フレコンバックに梱包した原料を、実際の現場を想定して設置した可搬型の簡易コンクリートプラントでサスティンクリートを製造。現地での製造から打ち込みまで一連の作業を検証した。
水結合対比が極めて小さく、鋼繊維を配合するため、製造に要する時間(材料の投入開始から排出まで)が一般的なコンクリートに比べて長くなるが、安定した品質のコンクリートを製造できることを確認した。
現地で製造した超高強度繊維補強サスティンクリートのPCa床版接合部への打ち込み作業によって施工性を確認。サスティンクリートの特徴の1つである高い流動性により、バイブレーターなどでの締め固め作業を行わずに打ち込みが可能であることから、生産性のアップに役立つという。
残り50%掲載日: 2021年3月22日 | presented by 建設通信新聞