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  • コンクリ工事 関連業務を効率化/「手配システム」構築/協力会社と積極連携/清水建設

     清水建設は、コンクリート工事での手配業務を一括して行うことができる「コンクリート手配システム」を構築した。ウェブシステムを介して協力会社とリアルタイムに連携することで、関連する多くの手配業務を効率化することが狙い。既に8現場で先行して運用しているという。今後、新規に着工する東京支店のすべての新築工事に展開していく方針だ。

     

     関連する多くの協力会社への手配業務を効率化する「コンクリート手配システム」は、担当者がパソコンやタブレット端末からリアルタイムに協力会社の空き状況を確認して、手配・変更などを一括して行うことができる仕組み。

     

     コンクリートの数量や配合、ポンプ車の台数、打設人数などを入力することで、関連する協力会社に漏れなく手配情報を通知。関係者全員が手配情報を共有できるだけでなく、コンクリートを打設した後は実績の集計や支払い段階での数量査定に用いる帳票も出力できる。

     

     このシステムを使うことで、これまで担当者が手配に要していた時間を年間で約150時間、20人工近くも節減できると試算している。

     

     協力会社も担当者と円滑に手配情報を共有できるだけでなく、転送機能によって2次協力会社に正確な手配情報を容易に展開できることから、1現場当たりの手配対応が年間で約90時間、10人工以上も節減できる見通しだという。

     

     工事関係者がパソコンやタブレット端末でいつでも手配状況を確認できるため、手配ミスの削減にもつながるというメリットもある。

     

     プラントへの数量・配合の指示や打設作業を行う土工、土間工、コンクリートポンプ車、品質試験機関など、さまざまな協力会社・関係者への手配を必要とするコンクリート工事は通常、打設予定日の1カ月前までに手配を済ませて、打設する前日までに手配状況を再確認する。

     

     悪天候によって打設日を変更する場合は、各協力会社にタイムリーに手配の変更を通知する必要があるが、従来の電話やメールによる手配だと、担当者の負担が大きい。連絡漏れや誤認など手配ミスが生じることへの懸念もあった。

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    掲載日: 2021年3月23日 | presented by 建設通信新聞

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