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大成建設/木材保護塗料「T-WOOD COAT」/従来比2-3倍の耐久性
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【維持管理コスト低減に効果】
大成建設は、木造・木質建築のための技術「T-WOOD」シリーズの1つとして、従来の製品よりも2-3倍の耐久性を持つ木材保護塗料「T-WOOD COAT」を開発した。その耐久性の高さから木材が持つ本来の色味や美観の長期的な保護に役立つ。学校や庁舎、オフィスビル、店舗など外装に木材を使用する建築物に幅広く展開していく方針だ。
大成ロテック、塗料メーカーであるフェクト(岡山県津山市、安田海人社長)との共同開発となる。
紫外線による劣化に強い無機系材料を使用することで、有機系材料のみで構成される従来の塗料との比較で2-3倍という優れた耐久性を実現した。2-3年ごとに行う定期的な塗り直しの頻度を低減できることから、長期的な維持管理コストの圧縮に結び付くことになりそうだ。
従来の有機系塗料と同様にローラー塗りや刷毛塗りでの施工が可能。夏季は1-2時間、冬季は5-6時間と乾燥に24時間以上を要するのが一般的である従来の塗料よりも乾燥時間が早いことから、同日の“2回塗り”ができる。
乾燥時間の早さを生かした施工時間の短縮メリットだけでなく、塗膜の劣化状況に応じた塗り重ねなど、メンテナンス性にも優れるという特長を併せ持つ。
半透明な塗料であるため、木材が持つ本来の色味や木目を保持できる。顔料の変更によって多様なカラーバリエーションにも対応できる意匠性の高さも魅力の1つだ。
近年、低炭素社会の実現を目的に建築物における積極的な木材利用が進んでいるが、外装材として木材を使用する場合、紫外線や風雨による木材の劣化を防ぐために使用する木材保護塗料の耐久性の確保が求められていた。
残り50%掲載日: 2021年3月25日 | presented by 建設通信新聞