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  • 死亡 年1000人以下目標/熱中症対策で初の行動計画/政府

     政府は25日、小泉進次郎環境相を議長とする熱中症対策推進会議を立ち上げ、政府として初めて策定する熱中症対策行動計画を決定した。2020年に1433人だった熱中症による死亡者数をゼロにする最終目標の達成に向け、可能な限り早期に年1000人以下を目指し、顕著な減少傾向に転じさせることを中期目標に掲げた。熱中症死亡者に関する目標設定は初めて。

     

     熱中症対策を強力に推進するため、事務方の熱中症関係省庁連絡会議を改組し、政務が加わった熱中症対策推進会議を設置した。

     

     行動計画は、「高齢者などの屋内における熱中症対策の強化」「管理者がいる場などにおける熱中症対策の促進」「地域・産業界との連携強化」などを重点対策に設定している。

     

     建設現場を含む職場の熱中症対策としては、環境省と気象庁が21年度に全国で始める熱中症警戒アラートの活用や、暑さ指数の測定・活用などの取り組みが、職場の管理者主導で徹底されるように、関係府省庁が連携して支援を進める。

     

     産業界との連携を強化し、熱中症に関する商品やサービスの開発に取り組む民間企業の動きを後押して、商品などの普及を促進する。

     

     エアコンを使用しないことにより、屋内で死亡する高齢者が多いため、使用しない理由を勘案しながら高齢者の視点で熱中症対策の知見を包括的にまとめ、さまざまなルートを通じてワンボイスで伝える。

     

     今夏の目標には、熱中症警戒アラートなどに基づく適切な熱中症予防行動が、国民、事業所、関係団体に定着することを掲げた。

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    掲載日: 2021年3月29日 | presented by 建設通信新聞

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