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  • シールドで26km敷設/22年度にも工事発注開始/千葉県の第二木下~柏井導水管

     千葉県企業局は、木下取水場(印西市)~柏井浄水場(千葉市)間の基幹管路である木下~柏井導水管の代替管路として、新たに第二木下~柏井導水管を敷設する。長さは約26㎞を想定し、整備手法は口径2000mmのシールド方式を計画している。2022年度にも工事の発注を始める見通しだ。実施設計に着手した19年度から20年ほどでの完成を目指す。

     

     既存の木下~柏井導水管は、利根川から水を取り込む木下取水場(印西市竹袋1452)から、千葉や船橋、市川、浦安、習志野の5市に給水している柏井浄水場(千葉市花見川区柏井町430)までを結んでいる。ルートは公表していないが、西印旛沼を渡る水管橋のみ地上に出ている。

     

     老朽化が進んでいることから今回、代替管路として第二木下~柏井導水管を整備する。シールドマシンの発進立坑の用地交渉を地権者と進めている段階のため、現時点でルートや工区は確定していないが、地盤の弱い西印旛沼周辺は回避するもようだ。

     

     ただ、一部の工区では19年度から測量や地質調査、実施設計の委託が始まっており、その業務内容をみると北(木下取水場)から南(柏井浄水場)に向けて8つの工区に分けられていることがうかがえる。

     

     実施設計の区間を見ると、第3工区は千葉ニュータウン印西牧の原駅圏に相当する印西市滝野2-3地先~草深(そうふけ)68地先、第5工区は八千代市堀の内地先~米本地先、第8工区は佐倉市西志津7-3地先~柏井浄水場となっている。

     

     第7工区の委託の対象は、測量(その1)が八千代市上高野1807地先と佐倉市西志津7-3地先、地質調査(その1)が佐倉市西志津7-1地先、同(その2)が同市西志津4-21地先、同(その3)が同市井野1422地先、同(その4)が同市井野1349地先、同(その5)が同市井野1089地先、同(その6)が同市井野1008地先、同(その7)が八千代市上高野1353地先ほか1カ所となっている。

     

     13年度の基礎調査、17年3月末から19年1月までの全区間の基本設計はそれぞれ日水コンが担当した。実施設計は第3工区を8月28日までオリジナル設計に、第5工区を22年1月10日まで中日本建設コンサルタントに、第8工区を同年11月23日まで東京設計事務所に委託している。

     

     3つの工区の実施設計の業務内容は次のとおり。

     

     ▽第3工区=口径2000mm×長さ4100mと口径1350mm×長さ150mの各シールド設計、口径1350mm×長さ200mと口径400mm×長さ450mの各開削設計、FEM解析2断面。

     

     ▽第5工区=口径2000mm×長さ3100mのシールド設計、排水施設設計、FEM解析1断面。

     

     ▽第8工区=口径2000mmのシールド設計、口径2000mmや同1350mm、同400mmの各開削設計、FEM解析。

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    掲載日: 2021年3月29日 | presented by 建設通信新聞

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