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日立製作所/IoTで現場状況把握/18年度上期に商用化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日立製作所は、IoT(モノのインターネット)技術を活用して、作業者や建設機材の現在位置や状況を見える化し、生産性や安全性を向上するシステムを開発した。専用端末から発信された信号をもとに、現場事務所の管理用コンピューターで位置や状況を把握する。リアルタイムでの作業員の余剰・不足や生産性分析、状態推定、データベース化ができ、人員の適正配置などに役立てられる。現場実証を経て、2018年度上期中には商用化する予定だ。
専用端末は同社が独自に開発。3軸加速度センサーや気圧センサーを内蔵し、作業者の転倒・落下や熱中症環境、立ち入り禁止区域への侵入を察知できる。危険行動を察知した際には警報で知らせる。
屋内では、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日立が中心となって開発した「クリーンビーコン」(環境発電を用いて電波などを発する固定装置)、屋外ではGPS(全地球測位システム)を活用し、シームレスかつリアルタイムに情報を把握する。携帯電話などのスマートデバイスが必要がなく、比較的低コストで導入できる。通信には920メガヘルツ帯通信を使用し、電波障害にも強い。
日立は建設現場の生産性向上が重要視されていることを背景に、施工現場の作業者や機器の状況を見える化し、安全性や生産性を向上させるためのサービスやソリューションの開発に注力する。
残り50%掲載日: 2018年3月28日 | presented by 建設通信新聞