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スターツ総研/AIで賃貸計画作成/最適な条件も自動査定
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>スターツグループのシンクタンク、スターツ総合研究所は、AI(人工知能)を活用し、短時間で賃貸住宅の建築計画や事業計画を自動作成するシステム「LAPLACE(仮称)」を開発した。スターツグループが保有する不動産や建築関連のビッグデータを分析し、AIが自動査定して最適な計画を出力する。5月からベータ版を社内利用し、年内には関東エリアで、提携する不動産事業者や社外向けのウェブサービスとして提供する。
システムでは、地図データベースから計画地の敷地情報を取得、都市計画法などの建築条件と照らし合わせて、設計エンジンが賃貸住宅の建築計画を作成。続いて、スターツグループが保有する専有面積、最寄り駅、建築費、賃料、空室率をAIが推定し、収益評価と事業計画を作成する。
これまでは専門知識をもとに約1週間かけて資料を作成していたが、宅建資格所有者であれば15分程度で作成できる。土地所有者や不動産投資家に対するタイムリーな提案が可能になるとともに、システム利用者には業務効率の大幅な向上が実現できるとする。
システムには、NTT空間情報の「GEOスペース」が地図や地番・住所などを提供するほか、コンピュータシステム研究所の「ROOK2」が自動で建築ボリュームを作成、CADやBIMと連携可能な出力方式にする。応用地質は「3次元地盤情報プラットフォーム」から杭打ちのための支持層深度や液状化判定、地下水位などを含む地盤情報を提供する。
同社は、建物の企画、設計、施工といった一連の建築プロセスだけでなく、その後の運営、維持管理に至るまでBIMデータを活用する「BIM-FMプラットフォーム」サービスを提供中。関戸博高取締役副会長は「今回のサービスもアプリケーションの1つという位置付けだ」と話し、今後もサービスを拡充する方針だ。
残り50%掲載日: 2018年3月29日 | presented by 建設通信新聞