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  • 大和ハウス、フジタのシナジー開発6弾/外壁パネル 屋内から取付け

    【外部無足場、人員3割削減】

     

     大和ハウス工業とフジタは、日鉄住金鋼板と共同で、新型の外壁パネルを開発し、外部足場が不要で屋内から取り付けることができる外部無足場工法「(仮称)ノスキャップ工法」を実用化した。地上で複数枚の外壁パネルを接合したユニットパネルを製作し、クレーンでつり上げ、建物の躯体に取り付ける。フジタが施工した物流施設(2月竣工、外壁面積約1万㎡)で同工法を採用し、外壁施工に必要な作業員数を最大3割削減した。大和ハウス工業とフジタのシナジー開発第6弾となる。

     

     一般的に、物流施設や工場などの外壁を施工するには、外部足場を組み、下地材にパネルを1枚ずつ取り付ける必要があるが、外部足場の設置・撤去作業には多くの作業人員や日数が必要となる。このため、両社は、大規模施工現場の省力化を図るため、13年から同工法の開発に着手した。

     

     同工法には、大和ハウス工業、フジタ、日鉄住金鋼板の3社が開発した金属サンドイッチ外壁パネルを採用する。パネルは芯材(ロックウール)を拘束材(鋼板)でサンドイッチ状に挟み込んだ建材で、重量は1㎡当たり約20㎞。働き幅(施工された時の製品相互の重なり部分を除いた製品1枚当たりの幅。外壁に施工された際は、製品1枚当たりの高さに該当)は600-1000mm、厚さは50mmで、長さは最大10mまで製作できる。今後、物流施設といった大型施設開発で採用し、一層の生産性向上を図っていく方針だ。

     

     ノスキャップは、ユニットパネルを使った無足場工法の英訳である「ノン・スキャッフォールド・ユニット・パネル」を略したもの。

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    掲載日: 2018年3月30日 | presented by 建設通信新聞

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