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人材の育成・研さん推進/国交省/技術者向けに無料講習
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省は、建設現場における適切な施工管理や、生産性の向上に重要な役割を果たす建設技術者(技術人材)を対象に特別講習を実施する。建設業法だけでなく、安全衛生や環境関連など厳選した4つの“重要知識”を解説する。建設産業をけん引する技術人材の育成に力を入れることで、適切な施工管理の推進と産業全体としての生産性の向上を狙う。 特別講習は、許可制度・技術者制度といった「建設業法」のポイントや、建設工事(建設現場)における「安全・衛生関連法」、廃棄物の処理などに関する「環境関連法」の解説に、喫緊の課題となっている建設現場の「生産性の向上」をプラスした4つの“重要知識”で構成する。
受講料は無料。全国7会場で行う座学講習だけでなく、インターネットを活用したeラーニング講習を用意して、例えば、遠隔地に居住する技術者も無理なく受講できる環境を整備。物理的な制約を乗り越えて、できるだけ多くの技術者が積極的に受講できる体制を敷く。
■23日から受付を開始
スマートフォンやタブレットなどで簡単に受講することができるeラーニング講習の実施期間(視聴期間)は、23日から7月25日まで。座学講習は6月7日の東京会場(TKP市ヶ谷カンファレンスセンター)を皮切りに、同22日の名古屋会場(TKP名古屋駅前カンファレンスセンター)まで全国7会場で行う。
受講の申し込みは、23日から全国建設研修センターのホームページで受け付けを開始。eラーニング講習の申し込みは視聴期間の終了の1週間前となる7月18日まで、座学講習も各会場ごとに受講日の1週間前まで申し込みを受け付ける。
■ICT施工研修も実施
4つの重要知識をテーマにした特別講習とは別にi-Constructionの推進や、ICT施工に対応できる技術人材の育成を目的にした「ICT施工・3Dデータ作成体験講習」も行う。
設計データと出来形管理データの重畳など“3次元化”への対応を軸にした講習プログラムを用意。体験型の講習を施すことで、ICT施工に対応できる技術人材の育成に取り組む。
受講料は無料。開催日程は6月28日(福井コンピュータのソフトウェアを使用)、29日(建設システムのソフトウェアを使用)の2日間。定員は各40人となっている。
■技術人材向け特別講習
技術人材に継続的な技術研さんを促していくことが狙い。2017年度補正予算に特別講習の実施に要する事業費を計上していた。昨年6月の「適正な施工確保のための技術者制度検討会」(座長・小澤一雅東京大学大学院教授)のとりまとめで「高い能力を有する技術者の育成」を抽出。技術者に継続的な技術研さんを促すための仕組みづくりや、その必要性は、昨年7月の建設産業政策会議の提言『建設産業政策2017+10』にも盛り込まれている。
残り50%掲載日: 2018年4月6日 | presented by 建設通信新聞