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  • リニア大深度シールドトンネル施工者選定/中央アルプスT全4工区 年度末に施工者決定

    【鉄道・運輸機構が発注へ準備/JR東海は契約手続き】

     

     JR東海のリニア中央新幹線(品川~名古屋間)建設で、2018年度から大断面シールドで構築する第一首都圏トンネルなどの施工者が決まる。同事業の一部を受託している鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、東京都町田市に計画している「中央新幹線、第一首都圏トンネル(小野路)」「同、中央アルプストンネル3」「同、中央アルプストンネル4」の計3件を18年度に発注する。いずれもWTO(世界貿易機関)対象の一般競争入札になる見通しだ。第一首都圏トンネル(小野路)は第3四半期(10-12月)の入札予定。中央アルプストンネルは、3を第2四半期(7-9月)、4を第4四半期(19年1-3月)に入札する予定で、既に決定している2工区を含め全4工区の施工者が今年度末までに出そろう。

     

     リニア中央新幹線建設は、首都圏(東京都品川区~町田市)長さ約33.3㎞と、中部圏(愛知県春日井市~名古屋市)長さ約17㎞で大深度地下の利用を計画。このうち、第一首都圏トンネル(小野路)は、町田市~相模原市間に、シールド工法で長さ8520mのトンネルを構築する。工期は約87カ月。

     

     JR東海は、3月に国土交通大臣に大深度地下使用の認可申請するなど着工に向けた手続きに入った。また、設計・施工一括の公募競争見積方式で「中央新幹線第一首都圏トンネル新設(北品川工区)」「中央新幹線第一中京圏トンネル新設(坂下西工区)」の契約手続きも進めている。東京、名古屋で、それぞれ大深度地下を利用した大断面シールドトンネル掘削工事の施工者が18年度に順次決まることになる。

     

     中央アルプストンネル3は、長野県飯田市、阿智村、南木曽町に、山岳工法で長さ7240mのトンネルを始め、長さ約2020mと1710mの斜坑を計画している。工期は約91カ月。また、南木曽町に計画している同4は、同工法で長さ6530mのトンネルとともに、290mの斜坑を構築する。工期は約86カ月。

     

     中央アルプストンネルは、飯田市から岐阜県中津川市間に計画している長さ約23㎞の長大山岳トンネルで、トンネル延長は南アルプストンネル(約25㎞)に次いで2番目。南木曽町~中津川市間長さ約4.7㎞を構築する「中央新幹線、中央アルプストンネル(山口)」は鹿島・日本国土開発・吉川建設JV、長野県飯田市に長さ約4.9㎞を構築する「同(松川)」は戸田建設・あおみ建設・矢作建設工業JVが担当している。

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    掲載日: 2018年4月9日 | presented by 建設通信新聞

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