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  • 前田建設/覆工継目の浮き防止/圧力計で過度な押当管理

     前田建設は、山岳トンネルの覆工コンクリートを施工する際に継ぎ目の不具合を防止するシステムを開発した。小型圧力計を用いた定量管理により、型枠セット時の過度な押し当てに起因するひび割れを防ぐもので、コンクリート打設中の型枠に作用する偏圧防止も可能にした。宮崎県日之影町で施工中の新設トンネル現場に初適用した。

     

     システムは小型圧力計と硬質ゴムを組み合わせた隙間・圧力検出センサーをオーバーラップに数カ所取り付け、所定の隙間量でセントルの油圧ジャッキを自動停止させ、型枠セット時の過度な押し当てによるひび割れを防ぐ。打設中の偏圧についても、押し当て圧力が許容圧力以下になるよう、コンクリートの左右打ち上がり高さを管理できる。

     

     同社は、施工継ぎ目部のひび割れ誘発要因を各種センサーの組み合わせにより管理できるようにしたことで、覆工コンクリートの品質だけでなく、熟練工に頼った従来の管理からも脱することができるとし、全国の山岳トンネル工事に展開する。

     

     初適用したのは九州地方整備局発注の宮崎218号平底トンネル新設工事で、施工長さは1665m。工期は2019年3月末まで。

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    掲載日: 2018年4月12日 | presented by 建設通信新聞

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