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トンネル内空/手押型LSで3D計測/佐藤工業ら 作業時間6割削減
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>佐藤工業は、岩崎、ライカジオシステムズと共同で、地上移動体搭載の手押し型レーザースキャナー(LS)を使って、トンネル内空の3D計測を行い=写真、従来型の地上固定型レーザースキャナー(TLS)との比較で、作業時間が6割以上削減したほか、巻尺とレベルによる出来形計測値と比べて10mm以内の計測精度を確保した。
今回の検証は、佐藤工業が施工中の延長1.6㎞のトンネルで、手押し型LS測量と、従来のTLSによる測量を同条件下で併せて実施し、作業時間と3D点群データを比較した。
トンネル内空の3D計測には、ライカジオシステムズの「Leica ProScan」を使用した。手押し型LSにはトータルステーション(TS)の計測用プリズムを取り付けてトラッキングした。TLS測量のスキャニング時間はおよそ5-10分で、計測作業時間は8時間だった。一方、手押し型LS測量の計測作業時間は2.5時間だった。
Leica ProScanによる3D測量が、通常のTLSによる3D測量に比べ、大幅に計測作業時間を削減することを確認するとともに、計測精度は、従来手法の巻尺・レベルによるトンネル内空の出来形計測値と比べ、10mm以内という結果だった。今後、複数の施工現場で実証実験を重ね、さらなる精度の向上を図っていく方針だ。
残り50%掲載日: 2018年4月20日 | presented by 建設通信新聞