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  • 建設ロボット/自律制御へ実証本格化/清水建設 水平搬送、溶接など

     清水建設は、東京都江東区の技術研究所内に整備したロボット実験棟で、最先端技術を搭載した建設ロボットの自律制御に向けた実証を本格化させている。資材の水平搬送、鉄骨柱の溶接、天井ボード貼りなどの役割を果たし、いずれも同社が開発した。大阪市内で施工中の高層ビルに今秋から適用する。2019年度からは東京都内の大型現場を中心に稼働する計画だ。23日、報道陣に対しロボット実験棟内を公開した。 同社は16年初頭にロボットと人がコラボレーションしながら工事を進める次世代型生産システム「Shimz Smart Site」(シミズ・スマート・サイト)の開発に着手した。10億円以上を投じて、大学や異業種と連携しながら集中的に開発に取り組んだ結果、1年半後には基本的な開発を終えた。

     

     ロボット実験棟内で自律制御しているロボットは、資材の水平搬送ロボット「Robo―Carrier」、鉄骨柱の溶接ロボット「Robo―Welder」、天井や床材を施工する多能工ロボット「Robo―Buddy」の3つ。いずれもShimz Smart Siteの主要な構成要素であり、タブレット端末から作業指示を受けて自律的に稼働する。

     

     実験棟では、各ロボットがさまざまなパターンの作業指示に対して、自律制御で対応できることの確認や、作業動作のプログラミング調整を行っている。

     

     人間の職長に当たる「ROBO―MASTER」(統合管理システム)が全国100現場、8000台のロボットやエレベーターを統括連携管理する。係員はタブレット端末で作業指示を複数登録・実行する。作業状況はリアルタイムにモニターできる。

     

     各ロボットから得られる情報は、データベース(DB)として保存し、DBを基にロボット自身が学習し、さらに進化する予定だ。今後、ほかの作業にも適用していく。

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    掲載日: 2018年4月24日 | presented by 建設通信新聞

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