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五洋建設/週休2日 全年代が歓迎/職長・作業員意識調査社保加入92%超す
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>五洋建設が国内の全現場で働く協力会社の職長と作業員を対象に実施した週休2日に関する意識調査によると、6割以上が週休2日を歓迎していることが分かった。年代別では休日を重視すると見られている10-20代の若年層に限らず全年代で半数を超え、週休2日を歓迎する傾向が浮き彫りとなった。日刊建設通信新聞社などの取材に応じた清水琢三社長は「協力会社の職長、作業員が週休2日を歓迎していることが定量的に確認できた。今後も協力会社と一体で働き方の環境整備に力を入れていく」と述べた。
調査は2017年10月から18年2月に実施し、国内の全265現場(土木工事176現場、建築工事89現場)に従事する協力会社職長と作業員5861人から回答を得た。
現場の週休2日制導入について、「歓迎する」と回答した割合は61.5%を占めた。年代別では10代が66.3%、20代が65.7%、30代が60.6%、40代が58.3%、50代が57.8%、60代以上が67.3%。60代以上が最も高く、10代と20代の若年層が続き、30代も6割を超えた。また、40代、50代も過半数が休日を歓迎していることが明らかとなった。
工事別に見ると、「歓迎する」と回答した割合は土木工事が61.4%、建築工事が61.5%と同水準だった。土木工事の内訳は、陸上土木工事が57.7%、海上土木工事が65.8%と海上土木工事の方が高かった。
一方で歓迎しない理由として、74.2%が「給料が減る」と回答。また、「1カ月当たり何日の休日が良いか」という質問には、「4日」が66.0%、「6日」が22.4%となった。
同社は、働き方改革の具体的施策として18年度から毎月第2・第4土曜日を土曜閉所日と定めるとともに、振り替え閉所や交代休みにより個人の4週6休の定着を図っている。さらに19年度には4週7休を定着させ、21年度からの週休2日の全面展開を目指す。
協力会社に向けては、17年7月から請負代金支払いを全額現金払いへと支払い条件を改善したほか、社会保険の加入促進にも力を注いでおり、17年4月に社内に社会保険加入推進センターを設立。同社の現場に従事する作業員延べ7万7819人のうち、加入を確認できた作業員割合は健康保険が92.5%、厚生年金が92.7%、雇用保険が92.5%となった。
同社は6月1日の本社を皮切りに全国で開催する安全衛生環境推進大会で、協力会社の経営層に働き方改革推進への理解や社会保険の加入推進、建設キャリアアップシステムの普及を呼び掛けていく。清水社長は「経営の最重要課題として働き方改革に正面から取り組んでいく」と話した。
残り50%掲載日: 2018年4月25日 | presented by 建設通信新聞