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西松建設/クラウドで斜面監視/5月からシステム提供
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>西松建設は、小型センサーボックスを設置するだけで傾斜監視できるクラウドシステム「OKIPPA104(オキッパ・テン・フォー)」の提供を5月から始める。目視点検が困難な斜面や擁壁、護岸などを手軽に安価で計測できる。取得したデータはクラウドサーバへ転送され、パソコンやスマートフォンから確認できる。電池で2年間使用でき、既存技術と比べトータルコストを半減した。
現状の無線通信による傾斜監視技術は通信機器や通信料、電力供給費用などのコストが1カ所当たり約800万円と高価なため、多くの個所への導入が難しく、点検員の巡視による目視点検で対応している。目視点検は軽微な変状をとらえにくく、業務に労力がかかっていた。
OKIPPA104は、10cm×10cm×4cmと小型のセンサーボックスを設置するだけで計測と通信ができ、給電や通信の配線が不要。事前に設定した値を超えた場合は電子メールなどでアラート通知する。設置後にクラウド上で計測間隔やアラート通知などの設定変更もできる。
計測項目は傾斜角度、衝撃検知、位置測位、方位角、温度の5つ。無線通信規格は省電力広域無線通信LPWAのうち、Sigfoxを活用する。
価格(税別)はセンサーボックス本体費が19万8000円、クラウド利用料は1台当たり月額2000円。
残り50%掲載日: 2018年4月25日 | presented by 建設通信新聞