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  • 技術者育成に投資意欲/8団体会員のCIM普及/JACIC

    【入札24%106社参加】

     

     日本建設情報総合センター(JACIC)は27日、CIMの普及展開に向けた基礎調査の初弾となる「建設業界団体でのCIM普及状況」をホームページに公開する。建設業8団体の会員企業432社から得た回答をまとめた。各社は2次元ソフトの活用が主流であるものの、過半数の企業が3次元CADやCIMの有料研修を実施するなど投資を増加しており、CIM普及が着実に進んでいる状況が表れている。

     

     日本建設業連合会、全国建設業協会、日本橋梁建設協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、建設コンサルタンツ協会、全国地質調査業協会連合会、日本測量調査技術協会、全国測量設計業協会連合会の会員企業を対象に2017年11-12月に調査した。測量、設計、施工、維持管理の各プロセスにおける受注者のCIM普及状況を把握し、今後の基礎資料を収集するのが目的だ。

     

     設問のうち、CIM活用事業での競争入札の参加状況では、24%に当たる106社が参加実績があり、うち99社(23%)が受注している。協会別では日本橋梁建設協会が73%、日建連が45%と入札参加企業が多かった。

     

     CIMの3次元モデルの作成では49.1%の企業が外注し、内製は21.9%、外注と内製を併用が26.3%。3次元ソフトを扱う技術者の割合は、2次元ソフトと比較して10-30代は3割程度、50代では1割にとどまる。社内研修も2次元CAD研修が3次元CADやCIMの実績を上回っていた。

     

     一方、社外の有料研修では3次元CADやCIMの研修が逆転し、3次元の技術者育成に対する投資も昨年に比べ上昇している。

     

     投資については、これまでの累計額(ソフトウェア、ハードウェア、人材育成)の企業平均でみるとi-Construction(ICT土工)が約1900万円、CIMが1400万円。現時点での年間投資見込み額はi-Conが約1000万円、CIMは約700万円だった。

     

     JACICでは、今後も内容をブラッシュアップしながら企業動向を調査し、より精度の高い情報を提供していく。

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    掲載日: 2018年4月27日 | presented by 建設通信新聞

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