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  • 7社が売上高増加/道路舗装大手8社決算/利益率悪化で全社が営業利益減

     道路舗装大手8社の2018年3月期決算が出そろった。受注高は建設事業の伸びにより、全社が増加した。売上高も手持ち工事の進捗などにより7社が前期実績を上回った。一方で原材料価格の高騰などが要因となり、売上総利益率は全社が下落し、営業利益は全社が減少となった。19年3月期は潤沢な繰越高の消化により増収を見込む傾向だが、利益面では18年3月期と同水準や減少を予想している。 受注高は全社が増加し、内訳ではいずれも建設事業が増加した。NIPPOは建設受注高のうち、舗装土木が19.0%増の2064億円と伸びた。日本道路はアスファルト舗装工事が41.9%増の659億円と大幅に増加するとともに、セメント・コンクリート舗装工事も60億円で前期から約6倍増となった。

     

    道路舗装8社の2018年3月期決算業績(単体)
    道路舗装8社の2018年3月期決算業績(単体)

     

     売上高は東亜道路工業を除く7社が前期を上回った。大型工事の施工が順調に進捗したことなどにより、大林道路、大成ロテック、世紀東急工業は2桁の増加を示した。

     

     一方で売上総利益率は原材料価格の高騰などの影響により全社が減少。内訳を見ると、製造販売は非開示のNIPPOを除く全社が前期を下回った。売上総利益率の低下により、本業のもうけを示す営業利益は全社とも減少。そのうち6社は2桁の減少となった。また、純利益は前田道路、日本道路、世紀東急工業、東亜道路工業が特別損失を計上したことで大幅な減少となっている。

     

     19年3月期は各社とも引き続き受注競争の激化などを見込んでおり、日本道路を除く7社が減少を予想する。次期繰越工事高は世紀東急工業を除く7社が増加しており、手持ち工事の着実な進捗を見込み4社が増収を予想する。利益面では日本道路が2桁の増加としているほか、NIPPO、前田道路は微増で18年3月期と同水準を見込む。一方で原材料価格の影響などにより引き続き減益を想定する社も半数を占めた。

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    掲載日: 2018年5月16日 | presented by 建設通信新聞

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