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11件のマッチング成立/新技術の開発、現場導入に弾み/i-Con推進コンソーシアム
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>i-Construction推進コンソーシアム「技術開発・導入ワーキンググループ」は16日、新技術のニーズ・シーズマッチング決定会議を開催した。昨年10月の現場ニーズの公表を起点に、技術シーズとのすり合わせを進めてきた結果、11件の“マッチング”が成立。第2弾の「マッチング技術」として決定した。 ニーズとシーズのマッチングは、現場が抱える課題や求める技術開発へのニーズを積極的に発信することで、課題の解決につながる最先端の技術シーズを掘り起こしていく仕組み。ニーズの発信を起点に現場ニーズに対応する技術シーズを収集。ニーズ側とシーズ側の連携を促す中で、現場の生産性を高める新技術の開発・導入を加速させる。
第2弾としてマッチングが成立したのは、海中・水中の3次元データの取得と空中写真を同時に撮影することができる「航空レーザー測深ALB」(アジア航測)や、死角のない360度画像の撮影によって現場の状況をリアルタイムに把握することができる技術(リコー)など計11件。
昨年10月の第1回「マッチング決定会議」における現場ニーズの公表を足掛かりに、ことし1月の「シーズ説明会」(ニーズに対する技術シーズの発表)や個別の相談会で、実際の現場を用いた試行条件などのすり合わせを図ってきた結果、課題の解決を求めるニーズ側と保有する技術の実用化や一層の普及を狙うシーズ側の思惑が合致。昨年10月に決定した第1弾のマッチング技術(5件)に続く、第2弾のマッチングが成立した。
シーズの提案者以外にも同様の技術を持つ企業が存在する可能性もあることから、試行・検証に入る前に他の参加者(希望者)の有無を確認。試行・検証のフィールドとなる現場を提供するニーズ側との調整を終えた技術から順次、現場での試行に入る。
試行の結果として、コストの優位性や技術の有用性などを確認して検証。年度内をめどに今後の活用への可能性などを「評価」としてとりまとめる見通し。
現場の課題を解決するマッチング技術の試行・検証と評価の仕組みを回すことで、新技術の開発や現場への導入(実用化)、一層の普及にも弾みがつくことになりそうだ。
残り50%掲載日: 2018年5月17日 | presented by 建設通信新聞