当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • 五洋建設ら/インバートコン長期養生/24%の強度増進

     五洋建設は、岡三リビック、積水化成品工業、早川ゴムと共同で山岳トンネルのインバートコンクリートを効率的かつ経済的に長期間保温・湿潤養生できる「キュアロード」を開発した。同社施工現場における実証試験では、28日間の長期保存・湿潤養生により、標準施工(気中養生)に比べてインバート部で24%の強度増進が確認され、密実性の指標である透気係数も27分の1になったことが確認された。今後、山岳トンネルの品質を効率的に向上させるため、キュアロードを積極的に展開していく予定だ。

     

     キュアロードは、コンクリート平面や傾斜面に対して高い保温・保水性能を持つ養生マット「うるおんマット」をコンクリート全面に敷設した後、軽量で耐久性に優れたEPSブロックを仮設路体として養生マットの上に設置することで、インバートを左右に分割することなく切羽作業と並行して、インバートコンクリートの長期保温・湿潤養生を行うことができる。これによりインバートコンクリートの強度と表層緻密性の向上が期待できる。

     

     施工手順は、インバートコンクリート打設後、養生マットを人力でコンクリート全面に敷設し、養生マットの上にインバートの形状寸法に合わせて工場でプレカットしたEPSブロックを人力で設置する。EPSブロックの保護と輪荷重の分散を図るため、EPSブロック上面に敷鉄板を敷設。養生完了後、敷鉄板、EPSブロックおよび養生マットを撤去し、次スパンに転用する。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2018年5月23日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事