建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
大林組/方杖状に制震ダンパー/熊本城天守閣耐震改修で採用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大林組は、熊本城天守閣の耐震改修で、高減衰ゴムの制震ダンパーを方杖状に連結する。地震エネルギーを瞬時に熱に変換し、揺れを吸収する住友ゴム工業製の粘弾性ダンパーを採用。3枚の鋼板の間に板状の高減衰ゴムを接着したもので、戸建て住宅用制震ユニットとして使われ、熊本地震でも効果を発揮した。
ダンパーは、大天守閣最上6階の柱上部と方杖状に連結して取り付けることで、筋交いのように壁全面を使うことなく開放感のある空間を確保できる。現場では計12基を設置する。幅180mm、長さ760mm。鋼板と高減衰ゴムは長さ380mm分交差する。
熊本城は1607年に加藤清正が築城し、西南戦争の天守閣焼失で1960年にSRC造などで再建したが、2016年4月の熊本地震で被害を受けていた。採用した制震ダンパーは長期にわたりメンテナンスが不要で、優れた耐久性を確保できるという。
残り50%掲載日: 2018年5月29日 | presented by 建設通信新聞