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帝人と秩父ケミカル/アス直下にも施工/透水性舗装部材を開発
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>帝人と、雨水貯留浸透施設の製造・販売を手掛ける秩父ケミカルは、施工性と貯水浸透能力の高さに加え、アスファルト直下にも施工できる耐熱性と耐久性に優れた透水性舗装部材「透水セル(仮称)」を共同開発した。秩父ケミカルは駐車場や歩道向けに幅広く展開し、数年以内に年間5万㎡の販売を目指す。また、これまで販売している雨水貯留槽や既存の貯留施設と組み合わせることで、雨水の浸透、貯留、流出抑制などのトータルソリューションを提供する。
これまで既存の雨水浸透施設は、設置に必要な空間を確保するため一般的に施工深度が深く、地下水位の低い地域にしか適用できなかった。そのため地下水位の高い地域や地下埋設物などにより深く掘削できない場所にも適用でき、アスファルト施工にも対応できる透水性舗装部材が求められていた。
こうした中で帝人が培ってきた樹脂コンパウンドや加工ノウハウ、構造解析技術などと、秩父ケミカルの雨水貯留浸透施設に関するノウハウを融合することで「透水セル」を開発。「透水セル」は帝人独自のコンパウンド技術を駆使することで約150度の耐熱性を実現し、アスファルト舗装への適用が可能となった。また高い耐圧縮強度とクリープ強度があり、実用に必要とされる耐久性を十分に備えている。構造解析技術を駆使した独自設計により高強度を維持しつつ、空隙率を87%まで高めたことで、優れた雨水貯留浸透性能と導水性能もある。施工時には深く掘削する必要がなく、施工が簡単で地下水位の高い地域にも適用可能。既に雨水貯留浸透技術協会が発行する「雨水貯留浸透製品評価認定書」を取得している。
残り50%掲載日: 2018年6月8日 | presented by 建設通信新聞