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  • 照明環境を事前確認/岩崎電気、VR空間体験システムを開発

     岩崎電気は、光の専門メーカーとしてVR(仮想現実)空間での光のリアルな表現を追求した2つの仮想照明体験システム「iVR-360」(アイブイアール360)、「iVR-Dive」(アイブイアールダイブ)を開発した。

     

     「iVR-360」は、リアリティーにこだわった光環境の再現性により、精度の高い照明環境シミュレーションを行う。あらかじめ設定したポジションから360度全周方向の照度、輝度、直視グレアなどを定量的に確認することが可能(特許出願中)。照明環境を数値的、かつ感覚的に検証することで、施主や運営者と照明設置後のイメージ共有に活用でき、設計検討や試験施工の時間を短縮、その後の手戻りや調整の負担を軽減することができる。例えばスポーツ照明については、明るく、ムラなくフィールドが照らせるか、プレーに支障のあるグレア(まぶしさ)がないか、球技であれば空間でのボールの見え方に問題がないかなど、設計上の指標となる数値と、利用者が受ける印象の差異などを確認できる。

     

     「iVR-Dive」は、ヘッドマウントディスプレーを活用し、VR空間上を自由に移動しながら自由な視点で照明環境を体感できる。照明器具のグレア、映り込みなど、施設の完成イメージの把握、共有に役立つ。DMX制御による照明演出を事前に確認することにより、照明設置後の調整期間短縮にも貢献する。

     

     特に、配光データに基づく照明器具のグレアをビジュアル化でき、自由な視点、視線方向で照明器具のグレア感を確認できる機能は、照明設計の通常提案に加えて注力したという。現在特許出願中。

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    掲載日: 2018年6月11日 | presented by 建設通信新聞

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