建設技術者向けNEWS

　国土交通省の直轄工事を皮切りに、電子小黒板を認可する発注機関が全国で急速に広がっている。タブレット型電子小黒板「蔵衛門Ｐａｄ」を提供するルクレ（東京都渋谷区）は、ｉｏｓ版アプリ「蔵衛門工事黒板」を提供開始するなど機能を拡充し、ユーザーの働き方改革をサポートしている。

　蔵衛門工事黒板の年間ライセンスキーと社員認証システムを大林組に提供を開始した。写真管理ソフト「蔵衛門御用達１７Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ」と連携して自動振り分けや電子納品などを利用できる。ジョイントベンチャーの構成企業や協力会社も同等の機能を利用できる運用システムも構築し、工事写真管理を現場で一元化することで全体の効率化に貢献する。

　大林組土木本部本部長室情報技術推進課の杉浦伸哉課長は「現場業務の時間短縮に大きく寄与する。一度使い始めた現場ではもとの写真管理方法には戻れないと評価が高い」と効果を説明する。