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JACIC/3次元データ流通・利活用へ/クラウド技術で環境整備
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本建設情報総合センター(JACIC)は20日、東京都港区のTKP赤坂駅カンファレンスセンターでJACICセミナー「建設情報クラウドを用いたプラットフォームの構築に向けて」を開催した。5月の「チャレンジ戦略」で打ち出した、i-Construction推進のための環境整備「JACICクラウド」の構築に向けた取り組みの一環となる。
JACICクラウドは、建設生産の各段階で生み出される3次元モデルや、そのデータ(3次元データ)の共有化を可能にする仕組み。クラウド技術を駆使して、サイバー空間(仮想空間)の中に、情報プラットフォームを構築することで、さまざまな関係者がリアルタイムに、格納されている3次元モデルや、そのデータベースを利用することができる。
「3次元データの共有プラットフォーム」をテーマに講演した国土交通省官房技術調査課の田村央建設技術調整室長は、建設生産・管理システムの上流にある計画、調査、設計段階から3次元モデルを導入していくBIM/CIMの推進や、そこで得られる3次元データをクラウド上で流通・利活用していく環境整備の重要性を強調。
建設生産の各プロセスを3次元データでつなぐ、あるいは一部のオープン化されたデータを使って、新技術の開発や施工の高度化といったイノベーションを生み出す同省が描くi-Conの「深化」の絵姿を披露した。
こうした取り組みへの支援を目的とする「JACICクラウド」の構築へ、JACICの尾澤卓思審議役(国際土木委員会事務局長)は、コリンズ・テクリスや建設副産物システムといった従来からのデータベースだけでなく、建設生産・管理システム全体のデータを利用者のニーズに合わせて提供していくクラウドサービスの事業としての可能性に言及。内部にチャレンジチームを設置して「チャレンジ戦略」の具現化に取り組む方針を示した。
残り50%掲載日: 2018年6月21日 | presented by 建設通信新聞