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働く女性が輝く未来を探る/建築仕上学会女性ネットワークの会が5周年記念講演
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【働き方改革、定年後の生き方など紹介】
日本建築仕上学会女性ネットワークの会(熊野康子主査)は6月29日、東京都台東区の東京都美術館で5周年記念講演会を開催した=写真。「働く女性が輝く未来のために」をテーマに、働き方改革や女性の活用事例、就労促進、定年後の生き方など幅広い話題を語り合った。
東京スカイツリー建設工事事務所副所長などを務めて大林組を定年退職した服部道江さんは、働き方改革をテーマに講演。「さまざまな冒険ができた」とかつての職場に謝意を示しつつ、強制ノー残業デーなど自ら実践してきた取り組みを紹介。在職中は忙しく「いつかは地域コミュニティーに戻りたい」と、地域が抱える課題を学ぶため、4月から学校に通い始めたという。「来年からは建築の仕事も始めたい」と、生涯人と関わろうとする自らのライフスタイルを紹介した。
トークセッションでは、7月に電子図書で発刊する同会の5周年記念誌『今、建築仕上女子がアツい』をベースに話題を展開した。
さまざまな建設系女子会で活動する熊本好美さん(日野興業)は、「(女子会には)サバサバしてはっきりした人が多い。会社ではないからこそ腹を割って話せる関係がある。それが長続きの秘訣ではないか」と強調した。
宮川理香さん(関西ペイント)は、「子どもが保育園のころに協力し合った地域の仲間は、いまも互いに助け合える存在」とし、ネットワークづくりには自ら進んで役職に就くことも必要とした。
八巻志帆さん(水白建築設計室)は、「その時のライフスタイルで働き方が選べる方が望ましい。さまざまな働き方、選択肢が増える社会であってほしい」と訴えた。
50歳で起業したという門田真乍子さん(カラー集団トータリア)は、「自分の好きなことを生涯やりたいという思いだけはずっとつないできた」と振り返り、「女性が活躍できる時代がきたことが夢のようだ。女性が自分の人生に自信を持ち、それを周りが押し上げる時代になった」と感慨深げに語った。
残り50%掲載日: 2018年7月4日 | presented by 建設通信新聞