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  • 三菱地所グループに決定/URの「うめきた2期開発」/「みどり」と融合した都市空間

     都市再生機構(UR)西日本支社は12日、うめきた2期地区の開発事業者を三菱地所グループに決めた。4棟総延べ約52万㎡と敷地面積4万5000㎡の都市公園を整備する。2020年9月以降に土地を順次引き渡し、24年夏の地区概成(民間宅地施設一部開業、都市公園一部開園)を目指している。

     

    三菱地所グループは15者で構成し、土地譲受事業者が三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社、設計・運営事業者が三菱地所設計、日建設計、SANAA事務所、Gustafson Guthrie Nichol Ltd・、日比谷アメニス、阪急阪神不動産。

     

     コンセプトは「希望の杜-Osaka“MIDORI”LIFE 2070の創造-」。「みどり」と融合した生命力と活力あふれる都市空間をイメージし、ひらめきや創造につながる多様で寛容な場づくりを目指す。

     

     先行開発区域と強固に連動し、都市公園の周辺波及を最大化する土地利用ゾーニングとし、南街区は国際交流、北街区は新産業創出の拠点としてバランスの取れた都市機能を配置している。

     

     動線は大阪駅やグランフロントとスムーズにつながる公園内立体通路を整備し、西口広場は地下・地上・2階デッキの多層ネットワークとする。

     

     北街区(敷地面積1万5726㎡)にはS・RC・SRC造地下2階地上28階建て(高さ150m)とRC・S造地下2階地上47階建て(高さ176m)の2棟総延べ14万6900㎡を建設する。導入機能はホテル、イノベーション施設、プラットフォーム施設、オフィス、商業施設、分譲住宅、駐車場。

     

     南街区(同3万0429㎡)の施設はS・RC・SRC造地下3階地上39階建て(高さ182m)とRC・S造地下2階地上51階建て(高さ185m)の2棟総延べ37万4660㎡。オフィス、ホテル、商業施設、都市型スパ、MICE(国際的な会議・展示会など)施設、イノベーション施設、分譲住宅、駐車場で構成する。

     

     土地は取得しないが整備を担う都市公園には、1万人規模のイベントに対応する「リフレクション広場」、憩いの空間「うめきたの森」、道路と公園が一体となった広場「ステッププラザ」を整備する。

     

     自然の恵みを生かした高効率システムとし、帯水層蓄熱や下水熱・地中熱利用などを導入することで環境負荷の低減を図り、災害対応として2期地区全体で有効避難面積5万9630㎡を確保する。

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    掲載日: 2018年7月13日 | presented by 建設通信新聞

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