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エスシー・マシーナリ/ICタグで建機管理/棚卸しの手間 7割削減
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>清水建設の子会社で建設機械レンタル事業を手掛けるエスシー・マシーナリ(横浜市、上田種男社長)が開発したICタグで現場内の建設機械を管理するシステム「M-Linc(エムリンク)」が高い効果を上げている。建設機械に取り付けたICタグの情報をクラウドサーバーで一元管理できる。リアルタイムで稼働状況の確認が可能で、生産性向上やレンタル費の削減につながる。導入した現場では稼働管理表の作成時間を9割、在庫管理などの棚卸しの手間を7割削減した。
エムリンクは、建設機械のICタグにスマートフォンをかざすだけで、機械種別や貸与者、管理番号、入出庫、使用者、使用フロアなどの情報を自動でクラウドサーバーへ反映する。ユーザー登録者は、パソコンやスマホなどから機械の稼働状況を即時に確認できるほか、複数のユーザーによる情報共有も可能となる。
機能は搬入・搬出機能、貸出・返却機能、フロア管理機能、棚卸し機能を備える。サテライトと呼ばれる同社の現場常駐社員にとっては入出庫管理や貸出管理の帳票作成時間の削減や棚卸し時間の短縮、入力ミスの防止による管理精度の向上につながる。
現場管理者は建設機械の稼働状況を的確に把握できるため、無駄のない手配と適正配置、遊休機械の早期発見が可能となり、レンタル費を削減できる。
エムリンクは17年7月に開発され、現在は大規模現場を中心に6現場で運用している。8月には機械ごとの稼働率の表示機能の搭載を予定している。さらに今後は仮設エレベーターと連携したフロア情報の自動更新機能や各レンタル会社のICタグとの連携、日常点検表との連携も検討している。
残り50%掲載日: 2018年7月13日 | presented by 建設通信新聞