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竹中工務店/基礎躯体施工を合理化/3構法合わせ人工8割削減
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>竹中工務店は、基礎工事で大幅な省人化と短工期化を実現する鉄骨基礎工法を開発した。段差大梁に小梁を載せかけた連続小梁の組み合わせ架構(特許出願済み)と竹中コンパクトパイルキャップ(同)、外周部のプレキャスト擁壁の3つの構法を組み合わせ、基礎躯体施工の合理化を図った。基礎工事で作業所における人工(にんく)を約80%削減し、工期を約30%短縮できる。福岡市の大規模商業施設新築工事で採用されており、今後も積極的に市場に提案していく。
架構は、段差大梁の段差部に小梁を連続して載せかけるシンプルな形式。工場では梁の切断と梁接続のためのウェブ高力ボルトの孔あけ作業、現場はボルト接合作業だけで済み、施工性が大幅に向上する。
コンパクトパイルキャップは従来、RC造で構築していた杭頭部の基礎フーチングを鋼管コンクリート造で構築するもの。メリットは配筋工事、配筋検査と型枠工事を不要とすることで、工期短縮が実現できる。これまでに数件の現場で採用実績がある。
外周部に採用するプレキャスト擁壁は、工場での配筋やコンクリート打設を大幅に省略するほか、同キャップとの取り合いも工夫することで省人化を実現している。
同工法を初適用した現場は、福岡市で現在、建設を進めている大規模商業施設「MARK IS 福岡ももち」で、約300カ所にキャップを設置した。既に基礎工事を終えている。
残り50%掲載日: 2018年7月23日 | presented by 建設通信新聞