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  • 受注は4社で増加/売上2社が伸ばす/電設大手5社の第1四半期決算

     電気設備工事大手5社の2019年3月期第1四半期決算(個別)が7月31日に出そろった。業績の先行指標となる受注高は、関電工、きんでん、ユアテック、トーエネックの4社が前年同期と比べ増加した。期首の受注高予想をベースとした達成率は、きんでんとトーエネックがほぼ3割となった。九電工は25%を若干下回ったものの、全体的には順調に推移していると言えそうだ。売上高は関電工と九電工の2社が伸ばした。

     

    959電気設備工事5社の2019年3月期第1四半期決算(個別)

     

     関電工の受注高は、前年同期比8.2%増の1399億円。工場や宿泊施設、空港など交通施設、首都圏の再開発などの民間建設投資を取り込み、一般得意先の受注を65億円伸ばした。経営合理化に伴い電力関連工事が抑制基調だった東京電力グループからの受注も反動増で1割増えた。受注高の達成率は26.9%。増収減益だが、それでも四半期決算開示後では過去3番目に高い利益になった。

     

     きんでんの受注高は、19.4%増の1349億円と大きく伸ばした。全体の85%程度を占める一般得意先で200億円以上増やしたほか、電力会社関係の受注も増加した。一般得意先の商業・娯楽施設や工場などの受注増や風力発電所工事の増加が寄与した。受注高の達成率は29.9%となる。

     

     九電工の受注高は17.4%減の860億円。一般得意先の減少が響いた。受注高達成率は23.5%。受注高などは前年同期の実績を下回ったが、今後回復できるとみられる。

     

     ユアテックの受注高は微増の543億円。一般得意先からの受注は増えたものの、電力会社関係の受注が減少した。受注高達成率は27.1%だった。

     

     トーエネックは、電力会社関係が減少したものの、一般得意先の受注を前年同期実績から5割弱(115億円増)も伸ばし、21.2%増の544億円となった。受注高の達成率も29.7%になった。

     

     直近に公表した業績予想に修正はなく、通期の受注高は5社ともに増加を見込む。

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    掲載日: 2018年8月1日 | presented by 建設通信新聞

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