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全社とも増収増益/受注はコムシスHD大幅増/通信設備大手3社の第1四半期決算
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>通信設備工事大手3社の2019年3月期第1四半期決算(連結)が3日に出そろった。業績の先行指標となる受注高は、コムシス・ホールディングス(HD)が前年同期実績を大きく上回った。ミライトHDと協和エクシオの2社は前年同期実績を下回っている。ただ、3社とも豊富な手持ち工事の消化などが進んだことから、売上高は全社が増加し、コムシスHDとミライトHDは2桁増となった。利益も増加し、各社増収増益だった。
通信設備工事3社の2019年3月期第1四半期決算(連結)
コムシスHDの受注高は、前年同期比23.0%増の977億円。通期計画に対する達成率は24.4%となった。事業区分別にみると、NTT設備事業は微減したものの、社会システム関連事業などが、前年同期の121億円から約2.2倍の266億円になった。NCC設備事業とITソリューション事業も増加し、受注高を大きく伸ばした。
ミライトHDの受注高は9.9%減の804億円。通期計画に対する達成率は25.5%だった。 前年同期に受注した太陽光発電設備工事の反動減などが影響した。セグメント別ではICTソリューションで受注を増やしたものの、NTT、 マルチキャリア、環境・社会イノベーションのセグメントが受注減となった。
ただ、売上高は10.0%増の660億円を確保し、増収増益となった。
協和エクシオの受注高は0.6%減の805億円。通期計画に対し23.6%の達成率だった。セグメント別では、NTTグループが2%減、NCCが8%減となったものの、都市インフラとシステムソリューションがいずれも4%増となったことから、前年同期と比べ微減にとどまった。売上高は前年同期実績を上回り、増収増益だった。
19年3月期は、コムシスとエクシオが増収増益、ミライトが増収減益の予想を立てている。
一方、大手3社は今春、地方の通信建設会社の完全子会社化を相次いで発表。いずれも10月1日の経営統合を予定する。また、1日には、ミライトが地方通信建設会社2社を19年1月1日に完全子会社化することも公表した。19年3月期の下期から連結決算に影響してくる。公表している通期業績予想は、経営統合の影響を加味していない。このため、3社は明らかになり次第、統合後の業績予想を公表する。
コムシスはNDS(18年3月期連結売上高780億円)、SYSKEN(同281億円)、北陸電話工事(同134億円)の3社、エクシオはシーキューブ(同598億円)、西部電気工業(同542億円)、日本電通(同379億円)の3社、ミライトはTTK(17年3月期連結売上高333億円)と、19年1月1日付でソルコム(17年12月期連結売上高425億円)、四国通建(18年3月期単体売上高227億円)の3社をそれぞれグループ化する。
直近業績を単純合算すると、連結売上高はコムシスが4995億円、エクシオが4645億円、ミライトが4114億円となる。
残り50%掲載日: 2018年8月6日 | presented by 建設通信新聞