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技術裏表/日立建機・日立ソリューションズ/Solution Linkage Survey/土量をスマホで簡単把握
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【進捗管理の手間とコスト抑える】
日立建機は、モノとコトを 結び、安全性向上、生産性向上、ライフサイクルコスト低減を実現するICT・IoTソリューション「Solution Linkage」の展開を加速させる。日立ソリューションズと共同開発したスマートフォンで土量を計測できるサービス「Solution Linkage Survey」を10月から提供する。仮置きの土など計測対象の動画を撮影するだけで即時に土量を把握でき、進捗管理の手間やコストも抑えられる。
同サービスはGNSS(全地球測位衛星システム)アンテナとスマホで構成する。GNSSアンテナをヘルメットに貼り付け、スマホに接続する。計測対象の周囲を歩きつつ四方から動画で撮影するだけで、計測作業が完了する。
撮影した動画から自動で位置情報付きの写真データが切り出され、クラウド上で3次元データを生成する。3次元データはスマホに送信され、現場管理者はスマホで簡単に土量を計測できる。3次元データは計測の基準となる高さも変更して体積を把握できる。
従来は目視で現場管理者の経験に基づいて土量を推定していたが、同サービスの活用で定量的な土量把握が可能となる。また、UAV(無人航空機)やレーザースキャナーによる測量と比べて手軽に計測できる。土を搬出するトラック台数を正確に導き出せるため、的確かつ効率的に段取りを検討でき、生産性向上を実現する。
GNSSアンテナは低価格のものでも対応する。専用アプリケーションのダウンロードと仮想基準点(VRS)方式のネットワーク型リアルタイムキネマティック(RTK)補正データ配信サービスを契約することで利用が可能となる。
同サービスは日立ソリューションズからも「GeoMation スマートフォン活用 3D計測ソリューション」として提供する。2019年春には同サービスで計測した3次元データと3次元の設計データの比較結果をスマホで確認できる機能の提供を計画している。
さらにSolution Linkageの一環として、9月からは不安定な通信環境の現場を改善し、インターネット接続できる無線LANエリアを提供する「Solution Linkage Wi-Fi」の提供も始める予定だ。
残り50%掲載日: 2018年8月6日 | presented by 建設通信新聞