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MICEの国際競争力強化/訪日外国人消費額目標30年に8000億/観光庁
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>観光庁は、国際的な会議・展示会などのMICEのさらなる国際競争力強化に向けた方策を示す「MICE国際競争力強化委員会提言」を公表した。MICE関連の訪日外国人の消費相当額を2030年に8000億円とする目標を掲げ、都市力の強化と官民の総力を結集したチームジャパンによる取り組みを進める。来年度から新たに、外資系ホテル業界やデベロッパー、イベント産業界を構成員に加えた拡大国際競争力強化委員会の設置も決め、さらなる取り組みの推進に努める。 MICE関連の訪日外国人の消費相当額は16年実績で約1500億円。世界観光機関におけるアジア大洋州への訪問者予測では、20年に6100万人、30年に8800万人とされていることを踏まえて、20年に3000億円、30年に8000億円という目標を設定した。
都市力の強化については、訪日外国人のニーズに応え、満足度の高いコンテンツとプログラムの開発促進による日本の魅力向上に取り組む。例えば、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)やプロジェクションマッピングといった先端的テクノロジー技術などの演出を活用する「ビヨンドMICE」の普及・促進に力を入れる。
施設運営能力の強化では、コンセッション(運営権付与)方式の導入促進を継続することで、効率的かつ効果的に良好なサービスを実現することが重要だとした。今後、施設の新設、運営の契約更新が行われる都市については、コンセッション方式を積極的に導入するとともに、観光庁が先行事例の進捗状況や導入に向けた支援制度を都市に積極的に提供することを明記した。
あわせて公表した「関係府省MICE支援アクションプラン2018」では、歴史的建造物や文化施設、公的空間など特別感や地域特性を演出できる会場での会議・レセプションの活用促進を図るとした。日本政府観光局(JNTO)や日本貿易振興機構(JETRO)、在外公館などとの連携による海外広報の強化、関係府省の施策によるMICE活用強化も進める。
残り50%掲載日: 2018年8月9日 | presented by 建設通信新聞