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読み切りコラム①深刻化する建設技術者の人手不足

更に深刻化する建設技術者の人手不足
~建設技術者を目指す人にとっては転職でステップアップできる絶好のチャンス~

2016年の建設技術者の有効求人倍率の年間平均値は2001年以降最高値の4.76倍に達した。直近の2017年2月の有効求人倍率を見ると5.66倍にまで上昇しており、今までに経験したことのない人材不足の状況を迎えたことが分かる

建築・土木の施工管理技士や電気工事施工管理技士、建築士といった建設技術者の有効求人倍率を示すと図表1のようになります。
リーマンショック後の2009年には有効求人倍率は0.84倍に落ち込みましたが、東日本大震災が発生した2011年以降は、復興需要や東京オリンピック関連の需要を背景に工事量が増加したこともあり急速に有効求人倍率は上昇、2016年には4.76倍という過去最高の倍率にまで上昇しました。
これは、1人の求職者に対して0.84件の求人案件しかない状況から、4.76件の求人案件がある状況に変わったということであり、建設技術者は今までにない売り手市場になったと言えます。
また、有効求人倍率の先行指標となる新規求人倍率についても、2016年には6.57倍という過去最高の水準になっており、今後も有効求人倍率は上昇傾向が続きそうです。直近の2017年2月の有効求人倍率を見ると5.66倍にまで上昇しており、今までに経験したことのない人材不足の状況を迎えていることが分かります。

 

55歳以上の建設技術者の比率が31.4%に達する

また、人材不足に加えて、建設技術者の高齢化が進んでいることも大きな問題になっています。
現状の建設技術者の年齢層別の比率をみると図表2となります。
建設技術者では55歳以上の比率が31.4%となり、製造業の13.9%、情報通信業の8.7%と比較して非常に高齢化が進んでいることが分かります。
10年後には、55歳以上の建設技術者約10万人が退職していくことを考えると、人材不足は更に厳しい状況を迎えることは確実だと思われます。

 

建設技術者を目指す人にとっては、転職でステップアップが期待できる絶好の雇用環境

このような今までにない人材不足、売り手市場の雇用環境を踏まえると、建設技術者を目指す人にとって、現状は、転職でステップアップできる絶好のチャンスだと考えられます。
建設業各社では、増加する工事量に対応するために経験者や有資格者はもちろん、未経験者や資格を持っていない人にまで採用ターゲットを広げることが予測され、より多くの人にとって建設技術者を目指し、ステップアップすることが可能な環境になっています。


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